ピアノを上手に弾くためには! パート2

2021/03/12


前回はピアノを弾く際の【姿勢】について説明しました。今回は、パート2として【肩・腕・指】に焦点を当てて説明します。

ピアノを弾く前に〈肩から腕にかけての準備〉

まずピアノを弾く前に、腕の力を抜きます。腕の力の抜き方(脱力)がわからない場合は、下記のポイントを参考にしてみてください。

ポイント①:1度肩に力を入れて上にあげた後、力を抜いて肩をおろしてみましょう。

こうすることで、肩から指にかけて力が抜けている状態になります。

♫良い例【腕の力が抜けている】
♫悪い例【肩が上がり、腕にも力が入っている】      

肩が上がっている状態では、無駄な力が入っているため、腕や手が思うように動かせません。また、無駄な力が入っていると疲れてしまい、長時間の演奏もできません。

 

ポイント②:腕に無駄な力が入らない椅子の高さや位置を探してみましょう。           

人により弾きやすい椅子の高さは違いますが、ピアノに対して高すぎても低すぎても弾きにくいため、体に負荷がかかってしまいます。自分に適した姿勢・腕のポジションを探してみましょう。

♫良い例【力を抜いたときに、前腕(肘から手首)と鍵盤がおおよそ水平】
♫悪い例【椅子が高すぎたり低すぎたりする】

椅子の高さを調整すると、肩や腕に無駄な力が入らずリラックスして弾くことができます。

 

ピアノを弾く前に〈手の形と位置〉

ポイント③:手の形を整えましょう。

ピアノを弾くうえで、手の形はとても大切です。

ピアノを弾く前に、手でグーの形を作ってから手を開きましょう。その際、卵1個分ぐらいの空洞ができるような手の形を作ります。

♫良い例                
♫悪い例①【手を開きすぎ指が伸びている】 
♫悪い例②【鍵盤を押す際に指に力を入れすぎて、指の第一関節が反っている】

ピアノを弾く際には、手の形を保って演奏しましょう。

 

ポイント④:手首の位置を意識しましょう。

手首は、床とおおよそ水平に保ちます。

♫良い例【鍵盤に手を置いた際、床に水平になっている】
♫悪い例【鍵盤に手を置いた際、手首が上がったり下がったりしている】

 

ピアノを上手に弾くためのポイントについて2回に分けて説明をしてきましたが、いかがでしたか?

ピアノを弾く際の参考にしてみてください♪